Webminを使う

Jan. 27, 2003



Webmin はブラウザからシステム管理を行うツールである. 使い勝手の良さから雑誌でもよく取り上げられているようだ. 試しにこのサイトを運用している fukunm12 にインストールしてみたところ, 噂に違わない高機能に驚いてしまった. ユーザ管理やプロセス管理以外にもファイル操作やシェルコマンドの実行までがブラウザからGUI的に出来てしまう. 忘れないうちにインストール手順と使い方をメモしておこう.

インストール手順

Webminを使う場合,管理者パスワードがネット上を流れることになるので,クローズドなネットワーク内で 使う以外はSSLが必須だろう. SSLはブラウザとサーバ間の通信を暗号化するものである. フリーのSSLとして OpenSSL がある. Webminをインストールする前に,これをダウンロードしてインストールしておく.

今回は,OpenSSLのオリジナルサイト にあるソースのtarボールを調達してきた. 最新は0.9.7であるが,今回は一つ前の0.9.6hをダウンロードした. OpenSSLについては後でインストールするNet::SSLeayとの兼ね合いで適切なバージョンをインストールしなければならない. 以下のようにtarボールを展開後,make,make installする.

$ tar xvzf openssl-0.9.6h.tar.gz
$ cd openssl-0.9.6h
$ ./config
$ make
$ su
# make test
# make install
次に,PerlからSSLを利用するためのモジュールであるNet::SSLeay.pm をインストールする. WebminはPerlで書かれているため,このモジュールが無いとSSLが使えない. オリジナルサイト からソースをダウンロードする. 最新は1.21で,これはOpenSSLの0.9.6g以上のみに対応となっている. tarボールを展開後,以下のようにmake,make installする.
$ tar xvzf Net_SSLeay.pm-1.21.tar.gz
$ cd Net_SSLeay.pm-1.21
$ ./Makfile.PL -t
$ su
# make install
最後にWebminをインストールする. 最新バージョンは1.050で,オリジナルサイトのダウンロードページ からは ソースtarボール,ソースrpm,バイナリrpmおよびSolaris向けバイナリがダウンロードできる. 今回はバイナリrpmをダウンロードした. ファイル名はwebmin-1.050-1.noarch.rpmで,名前の通りRedhat以外にもSuSE,Caldera,Mandrakeにも使えるようだ. インストール手順は通常のrpmと同じで,
$ su
# rpm -ihv webmin-1.050-1.noarch.rpm
Operating system is Redhat Linux 6.2
webmin                      ##################################################
Webmin install complete. You can now login to http://fukunm12.nucl.kyushu-u.ac.jp:10000/
as root with your root password.
のように表示されればインストール完了である. psでWebminが動き出したか確認すればよいだろう.
$ ps ax | grep webmin
14331 ?        S      0:01 perl /usr/libexec/webmin/miniserv.pl /etc/webmin/mini
23074 pts/1    R      0:00 grep webmin
これでOKである.

使い方

ブラウザに http://サイト名:10000/ のように入力するとパスワード入力画面になる. 適切なパスワードを入力すればスタート画面が現われる.

Webminのスタート画面

最初に設定すべき事項は以下の通り.

主な使い方をまとめておく.

(以下作成中)


お問い合わせはメールにて: akasaka@klc.ac.jp

戻る
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送