Feb. 19, 2001
激安ATケース
じゃんぱら空港通り店にAOpenのエンブレム付きミニタワーのATケースが780円で出ていた. 店員に状況を聞くと,電源のみATXに交換しているらしい. 中を開けて見せてもらうと,電源スイッチをリセットボタンで代用していた. ATXスイッチを買って交換するのが面倒なので,とりあえず見送った.
次にじゃんぱら博多店で,空港通り店にあったのと同型のミドルタワーが1280円で出ていた. こちらは電源もATのままである. シールを剥がした跡などが残っていたが,まぁこんなもんだろと思い買って帰った.
パーツの選択
メモリは,SIMMが使えるから32MBのEDOを2枚使う. HDDとビデオカードは先日goreから取り出したQuantum Fireball ST 4.3GB とMellenium II AGP 4MBを使う. HDDにはWinMeがインストール済みである. CD-ROMドライブは,アプライドで拾った中古の6倍速ATAPIを使ってみる. 動作確認していないが,たぶん大丈夫だろう. NICはナカガワメタルのTR-PCI-100である.
組み立て開始
メモリを64MBのSDRAMに変えてみるとBIOS画面が出た. 32MBのSIMMに戻すと画面がでなくなるので,やはりSIMMとの相性なのかと思ったが, 次にSDRAMに差し替えても画面が出なくなった. 小一時間格闘しているうちに,だんだん原因が見えてきた.
確かにSIMMとの相性もあるようだが,このケースは古いので若干フレームがゆがんでおり, カードを差したときに,カード類を固定するネジ穴の位置がきちんと合わない. 中でもAGPスロットの部分が特にひどく,ネジ穴が相当ずれている. 強引に穴を合わせてネジで止めると,逆にカードとスロットの噛み合わせが甘くなり,接触不良を起こしてしまうのである. ケースのスピーカは壊れているらしく,ビデオの初期化に失敗したときの「ピー,ピー,ピー」という音が 出ないので最初は気が付かなかった.
AGPを最初にサポートしたチップセットである440LXやEXのマザーには, AGPスロットの噛み合わせがシビアなものが多いようだ. 以前の研究室のマシンに使われていたP2L97もそうだった. そのときは,このマザーを使ったショップブランドマシンを6台一挙に購入したのだが, ショップから届いて電源を入れると6台中3台が起動不能だった. 輸送時の振動や衝撃でAGPスロットの噛み合わせが甘くなっていたのが原因だったようで, AGPカードを差し直すとどのマシンも正常に起動した.
話を元に戻すと,今回の場合は,一旦マザーをケースから取り出し, 再び取り付けると,最初よりは穴の位置関係が改善されていた. それでも普通のネジは入らないので,先が尖っている木ねじである程度位置を決め, さらに隣のスロットのフタの一部を重ねて何とか固定した. これで一応は問題解決である.
あとは,FDD,HDDおよびCD-ROMドライブを取り付けた. マザーにHDDのLEDラインを差そうとすると,前オーナーがハイエナしたのか, このケース,
HDDのLEDラインが途中で切れていた.
仕方がないので,今となっては使うことがないTURBO LEDをHDD LEDの代わりに使うことにした. HDDから起動すると,例によってチップセットドライバなどの入れ換えが行われ,無事WinMeが起動した.
NICの取り付け
たかが10baseのNICに労力を費やすのももったいないので,やはり3comの 3C-900TPOを使うことにした. 3C-590TPOは一応動作することがわかったし,ドライバはどこかで見つかるだろう. ネジ穴はやはり合わなかったが,固定できないほどではなかった. 今度は正常にドライバの組み込みが終了し,ネットワークが使えるようになった.
SCSI HDD
そこで,おそらくもう使われることのないTEAC HD-MV850という外付けHDDの中身を取り出して付けてみることにした. このHDDは以前研究室の旧八で使われていたのだろう. 型番からして容量は850MBだと思われ,今となってはほとんど使い道がない.
ネジを外してドライブを取り出すと,珍しいSUMSUNGのドライブだった. SCSI IDやターミネータの設定はラベルに印刷されている. SCSIカードはIOI Technology 4203Uにした. Initioのチップが使われているが,結構素直ないいカードである. 確かWin98では標準でドライバが用意されていたはずだ.
早速,ケースにSCSIカードとHDDを組み込んでみた. 3.5インチベイが3個しかなく,FDDを1台とHDDを2台取り付けたので,かなり窮屈である. 放熱の問題を考えると,SUMSUNGのHDDはアダプタを使って5インチベイにつけた方がよいだろう. 電源を投入すると,昔のHDDなので結構音は大きく,「ガリガリッ」というシーク音が聞こえた. モータは死んでいないようだ. SCSIバスのスキャンでもID=0として正常に認識された. ここで,ターミネータを設定するのを忘れたことに気づいたが,外すのが面倒なのでそのままにしている. WinMeが起動すると,SCSIカードが無事認識され,CD-ROMを要求されることなくドライバのインストールが終了.
デバイスマネージャを見ると,HDDは「SAMSUNG PSL-30854S」として認識されている. が,マイコンピュータにはドライブが現われていない. やはり,旧八で使われていたためローレベルフォーマット(LLF)が必要なようだ. この状態から,試しにFDISKを実行してみたが,パーティション情報は見えているものの,既存のパーティションが 削除できなかった.
再起動して4203UのBIOSユーティリティを起動した. まず,ディスクのベリファイしてみたが,問題なし. 次にLLFを実行した. LLFしている間は "LLFには数十分から数時間かかります.しばらくお待ちください" という旨の メッセージが表示されているだけで,進行状況を示すバーなどは表示されなかった. いつ終わるのかと眺めていると,約30分で終了. 起動ディスクから起動し,FDISKを実行してパーティションを作成した. 今度はWinMeのマイコンピュータでドライブが見え,フォーマットも無事完了した. ファイルの読み書きも問題ない.
ケースのKEY LOCKラインを途中で切断し,コネクタ側を切断されているHDD LEDラインに繋いで, SCSIカードのLEDジャンパに接続した. これで,IDEおよびSCSIのHDDのアクセス時にそれぞれTURBO LEDおよびHDD LEDが点滅するようになった. なかなか格好がよい.
完成
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.22 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name
Processor Celeron 334.03MHz[GenuineIntel family 6 model 6 step 0]
Cache L1_Data:[16K] L1_Instruction:[16K] L2:[128K]
VideoCard Matrox Millennium II AGP
Resolution 1024x768 (24Bit color)
Memory 64,664 KByte
OS Windows Millennium 4.90 (Build: 3000)
Date 2001/02/19 14:37
SCSI = Initio INI-9XXXU/UW or inic-950 PCI SCSI Controller
HDC = Intel 82371AB/EB PCI Bus Master IDE Controller
HDC = プライマリ IDE コントローラ (デュアル FIFO)
HDC = セカンダリ IDE コントローラ (デュアル FIFO)
A = GENERIC NEC FLOPPY DISK
CD = GENERIC IDE DISK TYPE47
E = SAMSUNG PLS-30854S Rev T102
F = MITSUMI CD-ROM FX600T !A Rev L01N
ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
7359 13422 14105 4978 6643 7463 4
Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
13983 12375 1493 60 10254 8766 1663 C:\20MB
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