G200のBIOS復活とジャンクビデオカード

Feb. 5, 2002


いまさらのCeleron266に書いたように, 以前友人が買ったジャンクマザーをテストしているとき,試しに使ったG200が死んでしまった. 何度も抜き差ししているうちにショートさせてしまったか, 接点を傷つけてしまったのだろうとそのときは思ったが,Matroxの サイトにはG200のBIOSアップデートツールが置いてあるので,ダメモトで試してみることにした. 先の友人の話によると,オーバークロックが祟って逝ってしまったG200がBIOSの書き換えで復活したらしい.

現時点ではG200を差しても何も映らない. アップデートツールはWindows上で実行するので, このままではBIOSのアップデートはできない. したがって,PCIのビデオカードも差してビデオカードの2枚差しにする. ディスプレイはPCIの方に繋ぐ. マザーはサブマシンで使っているSOYOのSY-6BAを用いた. まずAGPスロットにG200を差し,PCIスロットにはCanopusの PowerWindowDXを差した. マザーのBIOSにはAGP/PCIのどちらを優先ビデオカードにするかという設定項目は無かったが, この状態でPWDXの方にディスプレイを繋いで電源を入れると,正常に起動できた. おそらく,最初に初期化に成功したビデオカードが優先するのだろう.

MatroxのサイトからユニファイドBIOSのアーカイブをダウンロードし解凍するとアップデートツールが現われる. 早速実行すると「G200のドライバが組み込まれていません」というメッセージが出て中断した. 先にG200のドライバを組み込んでおく必要があるらしい.

ドライバを組み込んだ後,再度BIOSのアップデートを試みると,今度は正常にアップデートが終了. 一旦電源を落とし,PWDXを抜いてディスプレイをG200に繋ぎ変えた.

電源を入れると,ピッという音と共にマザーのBIOS画面が現われた. どうやらうまく行ったようだ. Win98で解像度を1280*1024のフルカラーに設定してみたが,とりあえずは使える.

ところが,画面をよく見ると少々モアレが生じている. 以前使っていたときはこんな症状は無かった. そういえば,それまで差していたTrio3Dも(ドライバがベータ版であるとしても)何かしら挙動が 怪しかったことを思い出した. もしかするとこのSY-6BAのAGPバスに難があるのかも知れない. このSY-6BAは中古品で手に入れたものだから,多少の不具合があっても不思議ではない.

G200が復活したのに気を良くして,以前アプライドで買ったジャンクビデオカードに再挑戦してみた. このカードは「ViperII」と書かれた袋に入れられて動作未確認として1280円で売られていたものだ. ViperIIがこの値段なら安い!と喜んで買って帰ったのだが, 持ち帰ってよくみると基板上に "Diamond" の文字はないし,Webで見た画像とも異なっている. ヒートシンクに隠れてビデオチップの種類は確認できなかったが, ViperIIならSavage2000を搭載しているはずで,その割にはヒートシンクが貧相である.

基板上に書かれた型番らしきものを手掛かりに身元を洗ってみると,AccelGraphicsというメーカーの StarIIというカードであることが判明した. アプライドに一杯食わされた格好である. ちなみに,StarIIのビデオチップはPermedia2であり,フレームバッファは8MB搭載している. 3Dの描画性能はSavage2000に劣るが,通常の使用には申し分ない.

このカードは買ってからすぐ件のSY-6BAに差して試してみたのだが,画面には何も映らなかった. AccelGraphisというメーカーはPCのビデオカード事業から撤退した模様で, メーカーサイトにはBIOSイメージはおろかドライバさえ見つからなかった. NIFTYの夢の島にでも出品しようかと思っていたが, もしSY-6BAの方に問題ありということなら,他のマザーで試してみなければならない. そこで,fukunm1に 使っているAOpenのAX63Proに差してみた.

結果はOK. 正常に起動した. とりあえず,3Dlabsのサイトからダウンロードした Permedia2のリファレンスドライバを入れてみたが,特に問題なし. それまで使っていたMelleniumIIと入れ換えて使うことにした.

やはりSY-6BAのAGPには何か問題があるようだ. デュアルマザーもあることだし,近いうちに入れ換えよう.


お問い合わせはメールにて: akasaka@klc.ac.jp

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