自宅マシンにもAthlon導入

Feb. 28, 2001


YahooのオークションでSlotAのAthlon 500MHzを落札した. 落札額は5000円. これを以前NIFTYのオークションで手に入れたFreewayFW-K7VMに載せて,自宅マシンのBH6+Celeron300Aと入れ換える. このマザーはNotrh/South BridgeにAMD751/VIA KX133を使ったハイブリッドなSlotAマザーである. スーパーバイパスには対応していない. South BridgeにはAC'97の音源が搭載されている.


CPUチェック

まず,CPUが届いたので動作チェックを行う. 学生が大学に出てくる前に済ませなければならないので,朝7時に大学に来た.

電源は昔じゃんぱらで買っておいた145WのMicro ATX用を使う. 本来ならテスト用にストックしている予備のATX電源を使うのだが, メインで使っている bushの電源が不調なので, 予備のATX電源をそちらに回してしまったのである. わざわざテストのために動いているマシンのケースから電源を取り出すのもめんどくさいし, 大飯食らいのAthlonでも,HDDやその他のドライブが繋がっていなければ,145Wでも起動ぐらいするだろう という甘い算段である. メモリは64MBのPC100 SDRAMを,ビデオカードは初代Milenium PCIを使う. ミレがテスト用に成り下がっているのだから,時代も変わったものである.

CPUファンは,以前アプライドで買ったJustyのシングルファンである. goreのAthlon 650MHzには ノーブランドのツインファンが装着してある. ツインファンはよく冷えるのだろうが,音も相当なものである. とても自宅では使えない.

ファンに付属のシリコングリースをCPUに塗り,ファンを取り付けた. マザーにリテンションを差し込み,CPUを装着. やはり赤マザーはかっこいい. 電源とカードを繋いでスイッチを入れると,ファンが回りだした. シングルファンなので音は静かである.

が,画面には何も現われない.

こないだのATケースのときもそうだったが,最近,出鼻を挫かれることが多いなぁ....

メモリを差し直したり,ビデオカードを差すスロットを変えたりしているうちにやっとBIOS画面が現われた. "American Megatrend" 486の頃によく見かけたが,最近ではほとんど見かけなくなったAMI BIOSであった. 最初起動できなかった原因はよくわからないが,とりあえずCPUは問題なく動くようである.


自宅マシンに載せる

マザーにCPUを差したまま自宅に持ち帰り,BH6とリプレースする. まず,カード類とケーブル類を外し,電源ケーブルも抜いて,ケースのマザー取付板を取り出した. BH6を取付板から外し,K7VMを載せてみる. 穴の位置もぴたりと決まり,ネジで固定する. こういう点は,あるマザーで空いていた穴が,別のマザーでは空いていなかったりする ATマザーよりも格段に組み立てやすい. マザー取付板をケースに格納して,とりあえずビデオカードだけ差して電源ケーブルを繋いだ. 早速,電源スイッチを入れるとファンが回り出すが,

ピーピーピー

という音と共に沈黙. また画面には何も出ない... ディスプレイに信号が来ていない.

スピーカから出る警告音からしてビデオ関連の初期化に失敗していると推測されるが,見たところ ビデオカード(GA-VDB16)はケースと穴の位置も合っており,きちんと固定されている. ビデオカードを差し直したり,メモリを差す位置を変えたりしてみたが状況変わらず. 試しに家にもある初代ミレを差してみると起動した. しかし,再びVDB16に戻すとやっぱり起動しない.

「もしかしてこのK7VMはAGPスロットが死んでいるのか.いや,前オーナーはそんなことは言ってなかったはずだ.」 などと考えつつ,ビデオカードとマザーの相性だと思って半ば諦めかけていたとき, 何気なくAGPスロットに差さっている VDB16を押さえるとグッと押し込まれたような手応えが...

やっぱりAGPスロットの接触不良だ!!

自宅マシンのケースは安物ケースではなく,割とがっちりとしたいいケースである. ビデオカードとケースの穴がぴったり一致したのでネジをしっかり締めたが, 締めすぎて逆にスロットからカードがわずかに浮いてしまったようである. ネジを少し緩め,もう一度カードをスロットに押し込んでスイッチを入れると正常に起動した. やれやれ,である.


Win2Kのセットアップ

きちんと起動できるようになったので,BIOSメニューで "Load Setup Default" を実行し,Win2Kの セットアップを行う. HDDから起動するとドライバの組み込みが行われ,Win2Kが立ち上がった. WinMeといいWin2Kといい,デバイスの自動検出とドライバの組み込みはWin95などにくらべると 格段に進歩している. CD-ROMを要求されることもなかった.が,マウスが認識されていない.

マニュアル(ASUS K7Mのマニュアル)を見ると,IRQ12をPS2マウス用に予約するか否かを設定する ジャンパがある.USBマウスが普及してきたので,このようなジャンパがあるのだろう. CPUのテストのときにこのジャンパを見ると,前オーナーはUSBマウスを使っていたらしく IRQ12を解放する設定になっていた. そのときにPS2マウス用に予約する設定にしておいたはずだが.... 再起動してBIOSメニューを見ていくと,PS2マウスの項目がDisableになっていた. Enableに変更して起動すると,ほどなく砂時計が現われた.

デバイスマネージャを見ると,音源以外は正常に認識されている. 音源が認識されていなかったので,再起動しBIOSメニューを見たところ,"Onboard AC97 codec" が Disableになっている. Enableにしようとしたが,淡色表示されており変更できない. 再びマニュアルを見ると,マザー上に音源のEnable/Disableを設定するジャンパがあった. マザーを見てみるとDisableの設定になっている. 前オーナーはオンボードの音源も使っていなかったらしい. ジャンパをEnable側に設定してBIOSメニューを見ると変更可能になっていた. こちらもEnableに設定した.

Win2Kを立ち上げデバイスマネージャを見ると,"XXXXコーデック" というドライバが 組み込まれていたが,音は出ていない. マニュアルを見るとCD-ROMにWindows用のドライバがあるらしい. CD-ROMをドライブに入れると自動的にメニューが立ち上がり,確かに音源のドライバのインストール項目がある. "Windows 2000 filter driver" という項目もあったので,音源のドライバも Win2Kに対応しているだろうと思い,音源ドライバをインストールした.

インストールといっても単にINFファイルを書き換えるだけのようで,再起動後, デバイスの自動検出でオンボードの音源が見つかった. 「ドライバの検索」でCD-ROMを指定すると,正常にドライバを見つかり組み込みが完了した. これで音も出るようになった. ついでに先のWindows 2000 filter driverもインストールしておいた(何のためのドライバかはわからない).

今度は,ダイアルアップでインターネットに繋いでみようとしたが,「モデムが見つかりません」という メッセージが出てダイヤルできない. モデムも再認識させないといけないのかと思い,「モデムのプロパティ」でモデムの状態をチェックして みると,やはり「モデムが見つかりません」とのメッセージ. モデムはCOM2に繋いであるはずなのに,変だなと思い,もう一度BIOS画面を見ると, オンボードのCOMポート2がDisableになっていた. COMポート2をCOM2に割り当て,再起動すると今度はモデムと正常に通信できるようになり, インターネットに接続することができた.

以上でAthlon移行作業は完全に終了した. 数時間電源を入れっぱなしにしておいてもまったく問題なく安定している.


お問い合わせはメールにて: akasaka@klc.ac.jp

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