FireBall TMのローレベルフォーマット

Feb. 5, 2001


以前実家マシンで使っていたQuantum FireBall TM 2.5GBは, 不良セクタがあり,Windowsのインストールの途中でフリーズしてしまう. ScanDiskを使っても不良セクタの修復はできなかった. ただ,2GB程度のHDDは,OSの試しインストールやCD-Rのテンポラリディスクとして結構使い勝手がよいので, このまま眠らせておくのももったいない. そこで,ローレベルフォーマット(LLF)を試してみることにした.

最近のマザーボードにはBIOSメニューにLLFの項目があるものは少ない. 手持ちのマザーのマニュアルを調べてみると,唯一,TMCのTG5VG+のBIOSにLLFの項目があった. 早速,Pentium 100MHzと4MBのSIMMを2枚差し,初代Milleniumを使ってLLFを試してみた.

まず,ディスクの全セクタをスキャンしてみると,14個の不良セクタが見つかった.要した時間は約1時間. 不良セクタがあるのは,最初のシリンダと中ほどのシリンダであった. 次に,LLFを実行した. 不良セクタがあるシリンダも何事も無く通過し,これも約1時間で終了.

Windowsの起動ディスクで起動し,FDISKを試してみると,

このディスクはライトプロテクトされています

だめである.LLFする前と症状が変わっていない. LLFはあっさり終わってしまったので拍子抜けしていたが,そもそも本当にLLFされていたのだろうか. HDDメーカー側もLLFは推奨していないらしいので,BIOSユーティリティを使ってもLLF自体ができないようになっているのかも しれない.

あきらめきれないので,次はQuantumのサイトにある Quantum Data Protection System(QDPS) というツールを試してみることにした. フォーマット済みのフロッピィディスクをFDDに差して,ダウンロードしたアーカイブを実行すると, 起動用ディスクに作成する. このディスクから起動し,QDPSを実行する.

不良セクタに差し掛かると何やら修復しているような気配があった. QDPSが終わった後,FDISKしてみると一応領域の確保はできた. しかし,ディスクのチェックに時間がかかっている. フォーマットも一応できるようであるが,異常に時間がかかる.

以上のような顛末であったが,今回はこのディスクを使いつづけることを断念した. 一番最初のセクタが不良なので,WindowsのFDISKでは正常な領域確保ができないのである. もしかすると,LinuxのFDISKなどで不良セクタがある箇所を避けて領域を確保すれば使えるかもしれない.


お問い合わせはメールにて: akasaka@klc.ac.jp

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