雑感


Zero Fill
SC-875
GA-586SGM
Vision968
ENW-9501F
SP-97V
Millenium


Zero Fill

NTFSでフォーマットされたHDDをWindows9Xで使う場合,fdiskでパーティション情報がうまく削除 できない場合がある. そういうときは,各HDDメーカーが公開しているツールでディスクを工場出荷時の状態に戻すとよい. 例えば,Quautumなら ZeroFill Utilityという ツールがそれであり,文字通りディスクを0で埋めるものである(なお,現在このツールはDataEraserという 名前に変わっている). IBMなら,Wipeという名前の 同様のツールがある.


SC-875

ASUSのUltra Wide SCSIカードである. ドライバはここからダウンロードできる.

NIFTYのオークションで1枚3000円で落札した. 複数枚あるということだったので2枚購入したが,使ってみると意外に素性がいい. SCSIカードと言えばAdaptecだが,Adaptecのカードはネームバリューがあるからか異常に高い. 廉価版カードではTekramが有名だが,DC390UやFがNTのインストーラから認識されないという 有名なトラブルを抱えており,ちょっと使いづらい面がある. 当然,TekramのカードはWindows98の起動ディスクでも認識されない.

SC-875はDC390Fと同じSymbiosのSCSIチップを使っているが, Windows NTや2000のインストーラからも自動認識され,問題なく使える. このカードに繋いだCD-ROMドライブからの起動もOKである. 1枚は後輩に譲ったが,もしまたオークションで見かけたら入札するかもしれない.


GA-586SGM

Giga-ByteのSocket7マザーである. 最新BIOSはここからダウンロードできる.

NIFTYの会議室で何かと交換して手に入れたものである. チップセットはSiS5591/5595で, Socket7+AGPの初期のマザーであり,ベースクロックは83MHzまでである. いろいろな情報筋では,この頃のSocket7マザーはAGPカードとの相性が激しいものが多いと聞いているが, 使ってみた限りでは,相性問題は発生しなかった.

使用したCPUはCyrix MII-300GPとK6-300であり,AGPカードはMatrox Productiva G100を使った. どちらの場合も,Windows98をインストールした直後はProductivaのドライバがインストールできない, あるいはインストールしてもハングアップするという症状が出たが, SiSのサイトからAGPドライバをダウンロードしてインストールすれば問題は解消した. 不安定と言っている人は,SiSのドライバをインストールしていないのかも知れない.

MII-300GPとの組み合わせのときにBIOS表示が「Cyrix 6x86MX 266MHz」となっていたので, 一度BIOSをアップデートした. アップデート後は正常に表示されるようになった. この組み合わせでWindows2000もインストールしてみたが,全く問題は発生しなかった.

Super7ではないので,オークションでは割安価格で落札されているようである. PCIバスが3本しかないのが欠点だが,通常用途にはまだまだ十分使えるだろう.


Vision968

S3のいにしえのビデオチップである. Windows3.1の時代には初代Milleniumと並ぶ高級ビデオチップだった. Vision968はVRAM専用であったため,このチップを使ったビデオカードは4万円以上したと記憶している. 当時の私にはとても買える値段ではなかった.

初めてマシンを自作したときは,カノープスの PowerWindow868というカードを使った. 本当はVision968搭載のPowerWindow968が良かったのだが,値段が高かったのであきらめた. PowerWindow868はVision968の弟分にあたるVision868を使っている. こっちはDRAM対応なので値段もかなり安かった (それでも当時,NIFTYのBBSで8000円くらいした). 使ってみるとドライバのできもよく素直ないいカードだった.

Windows95の時代になるとVision968を使ったカードの値段も徐々にこなれてきて, ある日秋葉原でPowerWindow968のバルク品が2万円で売られているのを見つけて,思わず買ってしまった. その後,オークションやBBSで,Vision968を載せたカードを何枚か買った. #9のMotion771,DiamondのStealth64,I/OデータのGA-968V2などである. Motion771だけは現在も使っているが,あとはほとんど人手に渡ってしまった.

後でわかったことだが,Vision968はビデオメモリが4MBのときに本当の性能を発揮するらしい. 確かに,2MBよりも4MBの方が同じ色数でもきれいな気がする.

今でも「発色の良いビデオカードです」などという謳い文句でオークションなどに出品されているのを 見かける. もう買うことはないと思うが,UNIX系のOS用途なら十分使えるいいカードである.


ENW-9501F

Planexの100Base-TX対応NICである. 最新ドライバはここからダウンロードできる.

チップはDEC21140を使っている. 私はこのカードを3枚持っており,そのうち2枚をメインマシンとサブマシンに使っている. チップの型番は3枚ともDEC21140AFとなっている. 3年ほど前に購入したが,未だに製品が作りつづけられている非常に息の長い製品である. NE2000互換のPCIカードなどとは異なり,バスマスタに対応した高性能のNICである. インジケータも,それぞれがどういう意味なのかわからないが,4つ付いている. RealtekやVIAの100Base-TX対応チップを使ったNICに比べると高価である. 購入当時は1万円くらいだったと思う.

通常,2114X系のチップを使ったNICはOS標準のドライバで問題なく動くらしいが,このカードは独自の味付けが 施されているようで,標準のドライバではうまく動かない. 特にWindows系では,必ずメーカーサイトからダウンロードしたドライバを使う必要がある. Windows2000が出た当初,やはりOS標準の2114X系のドライバが使えず, またPlanexから対応ドライバも発表されていなかったため,このカードが使えなかった. そのときは,3comの3c905-TXを使った.

UNIX系ではだいたいtulip系チップのドライバでうまくいくようである. ただ,カードのリビジョンによって使っているチップが微妙に違うらしく,チップによっては別のドライバが 必要になるらしい(ここに詳しい情報がある). FreeBSDでは問題なく使えた.

ここにも書いたが, Windows2000やMeではCoregaFast Ether PCI-TXというカードのドライバが使えるらしい. Meで試してみると確かにうまくいった. PlanexによるとMeへの正式対応予定はないそうである.


SP-97V

ASUSのSocket7マザーである. チップセットはSiS5598であり, ビデオ機能が内蔵されている.

このマザーは430TXからSuper7に移行する間に発売された. たしか98年の2月ごろに,当時最速だったK6-233と一緒に珍しく新品で購入した. TXマザーが1万円台の後半の値を付けていたのに対し,1万2千円程度だったと思う. 1年半くらいK6-233を使い,その後は一度BIOSをアップデートしてK6-2-300MHzを66MHz*4.5で使っていた. 購入時のマニュアルには記載がないが,ちゃんと2.2Vが出せるのである.

その後に発売されたMVP3やAladdinVのマザーを除けば, SIMMが使える,ATである,2.2Vが出せる,の3点を満足するマザーはほとんどない. このようなマザーは古いATケースを生かすことができ,K6-2-333MHzあたりまでなら使えるので, サブマシンを組み立てるには最適である. さらに,チップセットがビデオ機能を持っているので,ビデオカードが要らない. ただし,友人の話によると,このマザーのビデオ機能は相当お粗末らしい.私は使ったことがないが.

私と同じことを考える人が多いのか,Yahooのオークションなどでときどき出品されているSP-97Vは 割といい値段(3000円前後)で落札されているようである.

現在,このマザーは私の研究グループのWebサーバーとして 24時間365日働いている. CPUはやはりK6-2-300MHzであり,66MHz*4.5で動いている. どうせサーバーだからチップセットのビデオ機能を使っても良かったのだが, 遊んでいたMistiqueを差している.

コストダウンのためにワンチップ構成のチップセットを使ったり, SIMMスロットが樹脂製であったりと,少々作りが荒い面も見られるが, 通常使う分には全く問題なく,安定している.


Millenium

一世を風靡したMatroxのビデオカードである. 最新ドライバはここから ダウンロードできる.

Windows3.1時代は高級ビデオカードの代名詞だった. 価格も高く,4MBモデルは5万円くらいしたような気がする. 当時はとても手が出せなかったが,ずいぶん経ってからNIFTYのBBSで1万円で購入した.

実際使ってみて,その性能のよさに驚いた. そのときはすでにこのカードの時代は終わっており,Revolution3DやRIVA128が最速と言われていた. Revolution3Dを使ったことはあったが,Milleniumの方が圧倒的に勝っていた. 発色もよく,スクロールも速い. 1万円で買えたのはラッキーと思った.

440LXが発表されAGPが一般的になっても,このカードをずっと使っていた. 文書作成などの通常業務ならどうみてもこちらの方が性能がよかったからである. あとでわかったのだが,このカードにはRAMDACが220MHzのものと170MHzのものがあり, 私が買ったのは幸運にも220MHzの方だった. その後,170MHzの方もBBSで購入したが,体感的に220MHzのカードと全く差はなかった.

今は2枚とも押し入れで眠っているが,いつかまた復活させようと思っている. オークションに出品したりする予定は全くない.


お問い合わせはメールにて: akasaka@klc.ac.jp

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