ジャンクのi810マザー

March 8, 2002


動作不良品として売られていたi810マザーを買ってみた. ジャンクのGA-5AXで "ジャンクのi810マザーはVGA関係が死んでいた場合使い物に ならないから買わない" と書いたが,週末のアプライドで

左側の音が出ない

という但書きが付いたi810マザーが例の如く980円で出ていたので,思わず買ってしまったのである.

このときのアプライドには箱入りのジャンクマザーが大量に売られており, ご丁寧にどれも不具合の状況が書かれた紙切れが入っていた(こんなことは初めて). ほとんどは440BXのSlot1マザーで,AsusのP2B, GigabyteのGA-686BXあたりだ. i810を搭載したマザーは私が買ったものと同じものがもう一枚あったが,そちらは "画面が出ない" と書かれていた.

但書きに書いてあることが本当なら(本当だろうが),今売られているマザーはそれなりに チェックされた上で売られていることになる. ジャンクを買うときに,その品物の症状がわかっていることはいいことだ. 安心して(?)そのジャンクを買うことができる. 私のように,オンボードのAC97音源で十分な人間にとっては,音源周りの不具合なんて不具合のうちに入らない.

買ったi810マザーはメーカー不明だったが,Slot1とSocket370を両方搭載しており, 元箱,取説,ドライバディスク,ATA66ケーブル,外だしCOMポートケーブル付き(ディスクとケーブルは未開封)で, ATA66ケーブルだけでも買値の980円くらいの価値はありそうだ. ドライバディスクにはPC-Cillin(ウィルスバスターの英語版)まで 入っていた(ただしバージョンが古く,メーカー側のウィルス定義ファイルのアップデートは終了していたが).

それともう一つ収穫があった. 動作不良のG200が680円で3枚売られていたのである. ここに書いた私の理論でいけば,ビデオカードの動作チェックは 簡単だから,ジャンクのビデオカードは完全ジャンクの可能性が高い. しかし,先日手持ちのG200がBIOS書き込みによって見事復活したのと,G200という ブランドイメージにつられてつい買ってしまった(1枚だけ).

さて,翌日動作検証を行ってみた. まず,マザーの6P2M810という型番をたよりに素性を 探ってみると,Lucky Starの マザーであることがわかった. メーカーサイトにある最新BIOSは2000年5月だから,CyrixIIIの正式サポートは望めない. Celeron 300Aと64MBのSDRAMを差して電源を入れると,正常に起動できた.Vcoreも問題ない. FDDを繋ぎ,システムが入ったFDを入れて再度起動すると,正常にDOSが立ち上がった. Windowsのインストールまでは試していないが,BIOS起動,VGAレベルでの表示,FDDからのブートは正常のようだ. 暇があるときにHDDを繋いでWin98あたりをインストールしてみよう. (音が出なかったとしても)もしそこまで正常に使えるなら,2ndマシン,3rdマシンとして十分使える.

さて,G200である. ひとまずfukunm1に差してあるStarIIを抜いて,代わりにG200を 差してみた. 電源を入れるとBIOS画面が現われ,WinMeが立ち上がって自動的にG200のドライバが組み込まれた. 「何だ? ちゃんと使えるじゃん!」と思いながら,"画面のプロパティ" でビデオチップやVRAMを確認してみると,

VRAMが2MBしか無い!

いくらなんでもG200にVRAMが2MBのモデルなんて無かったはずだ. 次にMatroxのサイトからドライバをダウンロードしてインストールしてみると, 再起動後にハングしてしまった. BIOSを最新版に書き換えてみたが,症状は変わらない.

やはりこのG200は問題ありのようだ. VGAだと取りあえず使えそうなので,近々研究室に導入するLinuxサーバ向けに提供することにした.


お問い合わせはメールにて: akasaka@klc.ac.jp

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