フリーソフト情報

Feb 18, 2003


筆者は日常業務にフリーソフトを多用している. フリーとはいっても市販ソフトに負けない(あるいはそれ以上の)品質のものも数多くある. ここでは筆者が常用している(していた)フリーソフトやシェアウエアをジャンル別に紹介する.

ファイル操作

ファイラーはWin3.1の頃から 卓駆 を使っている. OSをインストールしたら次は卓駆をインストールする程使い込んでいる. 一時期 FileVisor も使っていたが,バージョン4から急に重くなったので止めた. 圧縮解凍には UNZIP32.DLLやUNLHA32.DLLなどのDLLと LHMelt を組み合わせて使っている. 星の数ほどある圧縮解凍ツール中でもLHMeltの操作は特に単純で使いやすい. 先の卓駆からも各種の圧縮解凍DLLを呼び出すことが可能だ.

文書作成

論文,報告書の類は基本的に TeX を使っている. テキストエディタの 秀丸乙部厳己氏作のTeX用マクロ を組み合わせて文書を作成している. HTMLも秀丸で書いている. TeXの出力であるDVIをPostscriptに変換するには Ghostscript が必要である. DOSの頃は主にVzエディタやMifesを使っていた. Vzエディタのマクロや常駐機能は大変使いやすかった.

言語

Windows上のコンパイラはVisual C/C++,Delphi,Visual Fortran,Visual Basicと主に市販品を使っている. VCとVFは少しもビジュアルではないが(マイクロソフトやコンパックはホントにネーミングが上手いと思う. VCやVFを使えばGUI的にCやFortranのコードが書けると思っている人は案外多い), デバッガの使い勝手は悪くない. 両者のバージョンが整合していれば共通の統合環境(Developer Studio)でのマルチリンガルなコーディングが可能だ. 無料プログラミングのすすめ を見ると, 優秀なフリーのコンパイラも数多くあるようだ. フリーのCコンパイラでは Borland C++ Compiler が最強だろう. コンパイラの性能もさることながら,同梱されているtdump.exeimplib.exeは他に類似のものが無いだけに大変貴重だ. こういうツールをフリーで配布しているBorlandの懐の深さには敬服する.

UNIX系OS上ではgccやg77を使っている. x86のLinux上のFortranなら Intel Fortran Compiler が秀逸だ. g77とは比べ物にならないくらい高速なコードを吐き出す.

ネットワーク,通信

Webブラウザは長らくInternet Explorerを使ってきたが,ここ に書いたように最近Operaを使い始めた.

メーラーはWin3.1の頃から Winbiff を使い続けている. 安定性,機能,使い勝手はいずれも悪くないと思う. メールサーバのアカウント名およびパスワードを記憶させないのはセキュリティ確保の面では好ましいが, 複数サーバにPOPをかけているときは多少煩わしさを感じる.

FTPクライアントにはWS_FTPや AutoFTP を使っているが,OS標準のftp.exeもよく使う. ホームページの更新にはAutoFTPが便利だ. Telnetクライアントは以前はOS標準のtelnet.exeを使っていたが, Win2Kからコンソールと一体化して使いにくくなったので TeraTerm を使い始めた. あとは 桜時計 を一日一回起動するようにしている.

Niftyの会議室巡回にはNiftyManagerを愛用していたが,最近では会議室がWebベースに移行しつつあるので起動回数が減ってきている. Win3.1の頃は 秀term を使っていた.

グラフィック

静止画像の閲覧には GVSusie が軽くて使いやすい. JPEGはデフォルトでInternet Explorerに関連付けられているが,画像を一枚見るために巨大ブラウザを立ち上げるのは能率が悪いので, 直ちに関連付けをこれらの画像ビューワに変更する. 先の卓駆を使えば関連付けの変更も簡単にできる.

ドロー系の描画ツールには GCrew を使っている. これはフリーソフトではないが,ダウンロード版なら4000円で購入できる. 周りを見ているとAdobe系の超弩級アプリケーションやPowerPointを使って書いている人が多いようだが, 論文に載せるような図ならGcrewで必要にして十分である. TeXに貼り込む画像は先のGCrewで描きメタファイルに出力して wmf2eps でEPSに変換している. また,ビットマップの減色やJPEG変換には拙作の Quantizer を使っている.

2次元散布図はDOSの頃から GP を使ってきた. Win2KになってもしつこくGPを使っていたが,最近やっと Plots32 に乗り換えた. GPとPlots32に共通している機能はEPS形式にダイレクトに出力できることである. 一時期 Sma4Win を使っていたこともある.

その他

Windowsの高速化 には 窓の手 が欠かせない. マイクロソフト謹製のTweak UI も必須アイテムだろう. 筆者がメインで使っているマシンのHDDはネット越しに常時ミラーリングされているが, これは Realsync を使って実現している.


お問い合わせはメールにて: akasaka@klc.ac.jp

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